2018/11/24 ナポリの瞳④

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先日の網膜剥離の診断から10日

再診へ

目の診察は久留米まで

今回はコテコミちゃんと一緒に

心強い

 

「右目の手術は見送ること、今後の注意点、

今の目の状態を正しく把握したいこと」

を診察前の問診でお伝えしてから診察開始

 

前回聞いたとおり

左目は網膜剥離、その時の出血が硝子体内に残っている

その血液は徐々に吸収される

右目は変性硝子体

今後どのタイミングで剥離が起こるかはわからない

失明後の緑内障についても

いつ発症するかしないかわからない

痛みを伴うものになるかならないかわからない

 

目のこと

不確定要素がとても多い

 

そこで先生のブログを抜粋転載させてもらいます

「当院には難しい眼科疾患が多く来院します。

医療と同様に獣医療にも利益と不利益が相反した状態で存在します。

判断がとても難しい例でよく聞かれるのは

”先生のワンコ(ニャンコ)だったら、どうしますか?”

です。

この時、僕は個人的な意見として(学問抜きで)、極力答えるようにしています。

(あんまりにも学問し過ぎていても当たり前すぎるので…)

その時のご家族の気持ちとして、少しでも多くのパブリックコメントを集めたいんだろうな

と思っております。

最終決定はご家族で決定していただくことになるのですが…。

その時、使っているのがタイトルにあるシェアード ディシジョン メイキングです。

・医療のスペシャリストである獣医師や当院看護師

・対象となる動物のことを一番よく分かっているスペシャリストのご家族

どちらもスペシャリストなんです。

そのスペシャリスト同士の意見をシェアする。

例えば、

この病気の治療は現在、これが一番成績がいいです。

術後にはこういうお薬を使ったりします。

と病院側が伝えれば、

この子は点眼がとても苦手です。

とか

点眼は簡単ですが、エリザベスカラーが苦手です。

など。

なるほど、点眼ができないなら、どういう方法を取るだろうか?

ゴールはどこに置くべきだろうか?

など、そのフィードバックを元にその病気を乗り越える作戦を

双方のスペシャリスト同士で練っていきます。

医療だけで事を進めてもうまくいきません。

術後管理を含めて、病気を克服できます。

この過程をディシジョン(意志)メイキング(決定)と呼びます。

診察が多く、時間がないケースは心苦しくも概略をお伝えして、メモなどを残して、

ご家庭で再考していただく事をしたりしていますが、できれば、多くの時間を割いて、

一番いい着地点を探りたいのが当院の本音です。」

 

私はナポリのスペシャリスト

これからはもっともっと注意深く観察しながら

感じ取りながら暮らしていくことにしよう

右目が見えなくなってもできるだけスムーズに暮らしていける準備をしよう

 

コテちゃん

みっちゃん

ポップ

異常なし!

 

 

 

2018/11/21 ナポリの瞳③

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自覚せず暗黒状態に陷るほどに悩んだ結果。

右目への手術はせず

これから先に訪れるかもしれない緑内障への対策と準備を始めることに。

緑内障は目に矢が刺さったほどの痛みなのだそうです。

そうなれば待ったなし。すぐに手術ということになる。

緑内障を遠ざけること。

緑内障になった時にすぐに対処できる心とお金。

ナポリがすべての視力を失ってもスムーズに暮らすための準備。

新しいコマンドやあらゆる場所への経験値。

 

-はじめたこと-

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EM・X GOLD

発酵飲料。

ラブが癌になった時にも活躍してくれた。

 

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五苓散

1日1包

赤ちゃんにも使える優しい漢方薬。

 

ナポリは今日も元気。

暗黒にいたのは私だけ。

ポップは鈍感そうにみえて

トイレがわからなくなってしまう敏感ぶりを披露。

 

犬と暮らすということは

大きな喜びも悲しみもあるということ

犬は愛そのもの

応えたい

応えよう

2018/11/19 ナポリの瞳②

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昨日ランで元気に遊んだナポリ。

いつものようにボールやおもちゃを嬉々として追いかける。

音が出るおもちゃをプレゼントしてもらったね!

 

この1週間は随分長く感じた。

朝起きたらすぐにナポリの右目が見えてないんじゃないかという不安が襲ってくる。

手術をするなら急いだほうがいい。

でも手術のリスクは?

ナポリに絶対安静が可能?

グルグルグルグル。

全部白髪になるんじゃないかというくらい久しぶりに悩む。

出来ることから始めようとEM.X GOLDと漢方薬を開始。

緑内障はできるだけ遠ざけたい。

 

リードはハーネスへ

興奮させない

興奮させない???

サイトハウンドでボールジャンキーのナポリちゃんに?

 

病院の先生は

「ナポリちゃんらしく過ごさせてあげてください。

走ることで剥離するかもしれないけど

走らせないで剥離する可能性もあるんですから

どちらがナポリちゃんが幸せかわかりますよね!」

と。

 

ナポリの幸せ。

そうよね。

 

2018/11/20記

2018/11/13 ナポリの瞳①

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土曜日のランで

「んー?」

と思った。

いつものようにボールを追いかけるナポリがなんかおかしい。

ボール見失いすぎてないかい?

 

しばらく眼の病院に行ってないし

まぁ診てもらっておこうかな。くらいの気持ちでした。

診察の結果。

ナポリの左目は網膜剥離。

見えてない。

「え?え?は???」

冷静であろうとする自分がいることはいるけれども冷静ではいられず

先生がとても丁寧に説明してくださっているのに

何度も同じことを聞く始末。

 

・右目は見えているが変性硝子体で今後剥離の可能性が高いこと

・それは明日かも知れないし数年先かもしれないこと

・右目網膜温存のための手術の内容やその費用

・複数回の全身麻酔、運動制限、術後剥離の確率

・緑内障のはなし

 

脳みそパンク状態で帰宅

そこから考える考える考える日々に突入

 

ナポリの瞳のこと

記録していこうと思います

 

2018/11/19記